BTS Bird破棄 秋元康コラボ白紙撤回 について

 

こんにちは

そしてはじめまして

 

今回の一連の騒動についてつらつらとTwitterの方で呟いていましたが文字数的な限界を感じたのでブログにまとめようと思い今回更新しました。

 

事の発端は9/13にメディアにて公式発表された日本シングルリリースと日本オリジナルの新曲「Bird」を収録しての発売、そして作詞を担当したのは秋元康であると決定事項が発表されたことだった。

これによりファンの間で様々な意見が飛び交う中、大多数のファンによるコラボ中止要求の声が勃発。主な理由として’秋元康氏は女性蔑視の作詞をしている作詞家である’’過去に反韓の発言をしていた。彼は右翼的だ’という2点が目立った。多くの日本人はこの声に疑問を抱いた。’女性蔑視な作詞をしてることが何故コラボ中止に繋がる?’’反韓の発言をしていたといえど過去の事じゃないか’そもそも序盤から日韓の間で理解の不一致が発生していた。

 

まず韓国ARMYの主張を紐解いていくとこういった主張の背景がしっかりと存在していた(下記参照)

 

・女性蔑視な作詞をする作詞家であり、反韓発言をし右翼的な疑いがある秋元康とコラボをすることはBTSのイメージダウンになる事が懸念される

BTSは既存曲(ホルモン戦争・コンバースハイ等)や、過去のツイート内容等、以前にBTSの彼ら自身が女性蔑視的な歌詞が曲中に入っていた事でファンと議論をしている。その際彼ら本人の口からと事務所側が誠意ある対応を取り、今現在も作詞をした後は女性専門家に確認を取るまでに厳重な確認体制を徹底して行っている。こういった経緯からも見て取れるように韓国では女性蔑視に関してはとても敏感に捉えられる問題とされてきている。そしてそれは韓国以外の海外の国でも同じ事だ。女性蔑視だけでなく、性や人種差別等 差別と偏見に関してどの国でもデリケートな問題として扱われ日々議論されている。

 

こういった世論を考慮し将来を考えた時、今BTSが彼とコラボをすることは将来的に必ず傷をつけられる。そして母国の国民から間違ったレッテルを貼られ取り返しがつかない事態になりかねない。彼らの今後を懸念し母国のファンは苦渋の決断に至りそれをすぐに行動に移した。ただ中には嫌悪感だけで動いた過激で悪質なファンも存在しそれが悪目立ちしてしまったがために日韓の間に亀裂が入る結果となる。

 

ネット上で、見たくもない悲しくて辛い非道な言葉が飛び交い日韓ARMYが論点がズレた問題で争う中、純粋に彼らを心配する声も上がっていた。

 

’万が一販売中止になった場合、彼らの努力と時間が水の泡になってしまう。日本オリジナル曲を出す為に彼らが頑張った時間はどうなるのか。少なく貴重な時間を割いてくれた彼達に申し訳ないと思わないのか。’

 

これらの日本ARMYの意見も痛いほど理解できた。そう、皆彼らをただひたすら愛しているのだ。ただその強すぎる愛の力が、エゴとなりズレた方向へ暴走してしまった。そこで勃発していたのが国対国の政治的背景問題。そもそもそういった理由で抗議をしたわけではないのに、お互いの主張がぶつかり収集がつかなくなり国問題にまで発展してしまったのだ。言語の壁はこんなにも大きかったのかと落胆した。充分にお互いに理解する事が出来ず、焦りや不安が怒りに変わり同じものを応援しているはずの仲間同士で争う事になってしまった。その中には決して言ってはいけない言葉もお互いに多数存在していた。正直本当に見ていられなかった。解決しようにもその数秒の間にも様々な意見が拡散されていくネットの世界。団結しなければいけない時、戦争をしていたファン達。日本なんて消えてしまえ!等という韓国内でもごく一部(というか恐らくファンを装ったアンチがほとんどな気がしますが)の声を全ての意見だと判断し、ふっかけたのは韓国ARMYの方だ!と主張しその勢いで韓国ARMYへ攻撃をする。どこもかしこも血の海だった。

 

落ち着くことは無いまま、ビッヒから一度目のフィードバックがあった。

 

このフィードバックでも治まらないファンの声。私的にこの時点で破棄は確実だろうなと踏んでいました。

日本ARMYはあまり自覚が無いのかもしれませんが、BTSのファンであるARMYは世界的に見てもビッグファンダムと恐れられるほど大きなファンダムへと成長し続けています。良くも悪くも恐れられている存在。現に止まらない人気、飛ぶ鳥を落とす勢いと連日報道されるBTS。その彼らの後ろで強く支えてきたのは他でもないファンであるARMYです。もちろん事務所の社長やスタッフ達もそうですが、彼らの魅力を伝えようと積極的に行動し日々声をあげ団結し共に歩んできた全世界のARMYです。そして彼らを生み出したのは他でもない母国の韓国である事と無名だった彼らを支えたのは母国の韓国ARMYでした。彼らの魅力、そして彼らから惜しみなく伝えられるファンへの愛。これらがここまでの信頼関係を築いてきたのだと思います。

 

彼らの築いてきたものを一番近くで見てきたから。だからこそそんな彼らが傷つけられるのは避けてあげたい、守ってあげたい。そんな想いから今回のフィードバック要求へ行動を移した韓国ARMY。

 

日本ARMYでも少しずつですが理解をし話し合いましたとツイートをし声を上げる方も出てきていました。変わらずフィードバック要求に対して反発する声もありましたが。

 

そして昨夜、ビッヒからBird破棄、コラボ白紙撤回の公式発表があり、今回の騒動は幕を閉じました。

 

悲しみに暮れ、何故破棄されなければならなかったのかと嘆く声が多かったですが、私はこれが唯一の答えだったと思いますしビジネスや海外での仕事より母国のファンの声を尊重したビッヒはやっぱりBTSの親だなと思いました。まあそもそもコラボ企画の時点で何故懸念しなかったのか、今回の事は予想の範囲内ではなかったのだろうかという疑問は残っていますが。引き金を引いたのは他でもない言い出しっぺのビッヒですし、、、。所詮は母国なんだね、所詮日本はATMかよという心無い言葉が飛び交っていて心底落胆しましたが捉え方は人それぞれですしそう捉えられても仕方ないのかなと思います。

 

確かに今回の破棄で、彼らも心に傷を負ったでしょう。事実上タイトル曲として用意していたオリジナルの新曲が破棄されたのですから計り知れないショックだと思います、、、おそらく予定されていた日本での活動も握手会の他にあったでしょう。その他諸々の予定が大幅に変更され損害額も予想がつきませんし白紙撤回をした以上秋元康氏への賠償金もかなりの金額だと思います。業界の話になるのでその辺は一般人には詳しくは不明ですが。

 

今回破棄をせずファンの声を無視しリリースしていたとしたら彼らはそう遠くない未来で計り知れない傷を負っていたでしょう。彼らの幸せを永遠に守りたいと願い行動を起こし声を上げ、今回結果に結びつけた本国ARMYは純粋に色んな意味で尊敬しました。全ての主張にではなくその行動力にです。日本ではこういったファンの行動で覆される事はありえないイメージなので。

 

ただ個人的な意見ですが、SMAP解散騒動の際にファンの方々がとった行動がとても素敵でした。デモを起こすわけではなく、署名活動をし、たくさんの署名を新聞に載せたり事務所に送ったりネットで拡散したり。ただ彼らの事を想う愛で文面が溢れていました。暴動ではなく署名活動。強い行動力はなくとも日本は日本なりのやり方で何かを動かせるかもしれない力を発揮出来るんだなとこの時感動したのを覚えています。結果解散になってしまいましたが、彼ら自身の言葉で声でファンに理由を伝えた事で双方納得のいく結果に治まったように思えました。(きっと納得出来ず悲しみに暮れたファンの方もいらっしゃると思いますが)日本ではあまり見ない光景だったので、少しずつだが変わっていこうとする人達がいるんだと感じました。

 

そして今回、破棄決定した後に瞬く間に拡散された愛ある日本のハッシュタグツイート。こんなに温かい愛を持って団結できる力があったのなら、議論中に何かしら行動出来たのではないのか。争うのではなく日本は日本の考え方やり方で彼らを守ろうと行動出来たのではないか。そしてそれは対立する意見ではなく、母国ARMYの声も聞き入れ一度飲み込み理解しお互いに伝わっているかの意思疎通が出来ていたのならもっと違った抗議が出来たのではないかなと感じます。私はかなり浮いた状態でひたすらツイートし訴えていましたが拡散力もない上に行動を起こそうにも人の力が足りませんでした、、、温かい人達で溢れる日本ARMYです。これを飲み込み、教訓とし、全世界のARMYと、そして日本ARMY皆で力を合わせて彼らを守っていきたいなと思います。想う気持ちは皆同じですから。

 

今回のことで負い目を感じてしまうかもしれませんが、彼らには胸を張って日本に来て欲しいと思います。たとえ大きな力で屈されそうになっても私達が団結して守りましょう。それが出来ることを韓国ARMYが今回表明してくれましたから。力を合わせれば不可能を可能に変えることが出来るかもしれない。希望を信じて進みたいと思います。

 

拙い文章で申し訳ないですが私の感じた事をまとめました。思う事は人それぞれあると思います。あくまで私の気持ちです。

 

彼らの未来が幸せであるように、、、

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追記:余談ですが今回ここまで批判が拡大したのには、色々な理由がありますが、私的にはそもそもメンバーの口から今まで一度も秋元康氏の名前が出た事は無いんですよね😅そこに違和感でした。X JAPANさん、星野源さん、米津玄師さん、レミオロメンさん等。直接彼らの口から出た日本のアーティストの方はたくさんいました。なのになぜ彼?という違和感は私だけじゃなかったと思います。実際コラボとなると所属事務所の問題等があり簡単には行かないでしょうが彼らが口にしてない人物とのコラボとなるとどうしてもビジネス臭がプンプンしちゃいました、、、。彼らの音楽を尊重すると言っておきながら彼らが望まないコラボだったとしたら、、、?大人の事情が絡んで承諾しなければならない状況でありメンバーが首を縦に降るしか無かったのなら。そう考えると恐ろしいですしますますこの結果で良かったと思います。憶測なので何とも言えませんけど😅

 

何より彼らが望む音楽をこれからもやり続けて行ってほしいですし、その環境を守っていきたいと改めて強く想いが固まりました😊✨

 

余談なのに長々と失礼しました😂